鬼が城山系の林道を駆け抜けるマウンテンバイク(MTB)の大会「松野四万十バイクレース」が2日、愛媛県松野町目黒の松野南小学校を発着点に開催される。
 同町や近隣の自治体には林道が多く、風光明媚(めいび)な場所もあることから、四国西南地域をアウトドアスポーツで盛り上げようと町などでつくる実行委員会が企画した。
 今治市在住で県内外で活躍する門田基志さん(40)の協力でコース設定。松野町や宇和島市、高知県四万十市の林道を使用し、上級者用は130キロと90キロの二つの周回コースを用意。未舗装路が約6割あり、高低差は約900メートルで標高は千メートルを超える。キャニオニングの体験もできる初心者用20キロコースもあり、計約210人が参加を予定する。
 午前6時にスタートし最大12時間。甲冑(かっちゅう)姿の応援隊も登場する予定で、県道西土佐松野線など観戦可能なスポットもある。
 町森の国創生課は「国内トップライダーも参戦する日本最高峰の戦い。季節の風景美も楽しんでほしい」と話している。問い合わせは実行委員会事務局=電話090(8978)6264。