SGH指定四国5校 松山で会議 地域活性化事例紹介
文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている高校の生徒が集う「第1回四国SGH高校生会議」が15日、愛媛県松山市持田町2丁目の松山東高校で始まり、地域活性化への研究などの取り組みを紹介した。
SGH事業の充実などを目指し、高校生が中心となって開催。同校など県内3校を含む四国の指定校全5校から30人が参加した。
初日は各校が活動事例を発表した。宇和島南中等教育学校は、宇和島市の課題として人口が10年間で1万人以上減ったと説明。人口増に向け基幹産業の水産業や農業活性化が必要として「産業を元気にし、魅力的なまちづくりができるようアンケートやフィールドワークをしている」と報告した。
松山東高は台湾、フィリピンなど海外にある日系企業の生産拠点訪問や発展途上国での国際協力の現場見学などでグローバルな視点を養っていると紹介した。SGH事業への提言などについてのグループ討議もあった。
高校生会議を提案した同校2年の女子生徒(17)は「学校や地域によって違うことに取り組んでいて、勉強になった」と話した。
16日は討議の結果発表や松山市内のフィールドワークを行った。