愛媛県西条市が2013年度から神戸小学校(同市洲之内、約200人)で進めている情報通信技術(ICT)を活用した教育実証事業の研究大会が25日、同校であった。全国から集まった教員ら約400人が、電子黒板やタブレット端末を活用した授業の可能性や効果について議論した。
 全普通教室に電子黒板を導入し、全校でタブレット端末40台を使っている神戸小の実証事業の成果を発表しようと市と市教育委員会が初めて開いた。
 全学年であった公開授業のうち4年生の教室では、児童が紙芝居を演じる級友の様子をタブレット端末で撮影し「もっと声を大きくした方がいい」と確認。3年生の算数の授業では、グループで考えた答案を電子黒板に映して発表するなどしていた。