南海トラフ地震などの大規模災害に備え、愛媛県東温市は15日、住宅地図大手のゼンリン(北九州市)と協定を結んだ。最新の住宅地図の無償貸与を受けるなどし、災害時対応や防災力の強化を図る。同社は2013年から全国の自治体と災害協定を締結しており、県内では9市目。市が災害対策本部などを設置した際に有効活用できるよう、住宅地図5冊(A3判)と広域図5枚(A0判)を備蓄用に貸与し、常時利用できるインターネットの住宅地図ソフトのアカウントも無償で貸し出す。地図は更新ごとに最新版に置き換える。市役所であった締結式には、同社の若林康司四国エリア統括部長、高須賀功市長らが出席した。