県議会自民、再稼働容認決議案提出へ
四国電力伊方原発の再稼働問題で愛媛県議会最大会派の自民党(28人)は5日、議事堂で議員総会を開き、3号機の再稼働を認める決議案を9月定例会に提出する方針を決めた。県議会(総定数47)で単独過半数を確保しており、最終日の9日に可決される見通し。
中村時広知事は県議会を県民の代表と位置付け、意思決定を重要な判断材料の一つに挙げている。
関係者によると、県議会エネルギー・危機管理対策特別委員会などでの審議を通し、国の原子力規制委員会による審査や四電による説明、県が要請した追加安全対策、避難計画に関し一定理解できたと判断。県連として代替エネルギー確保まで原発を活用するのが現実的と結論付けた。
自民は、決議案に幅広い支持を得るため他会派に賛同を呼び掛ける。