南予の食の魅力を一夜限りの特別なディナーで発信する「南予プレミアムダイニング」(実行委員会主催)が16日夕、鬼北町奈良の成川渓谷であった。県内外から参加した50人が、自然に包まれながら、町特産のキジ肉やユズを使った創作料理を味わい、非日常のひとときを満喫した。
 「えひめいやしの南予博2016」のコアイベントで、10月まで参加10市町で順次開催。毎回、開催地ごとにテーマを設定しており、5回目の今回は「自然を愉(たの)しむグランピング(大人のリゾートキャンプ)」と題し、料理と生演奏でキャンプ場をぜいたくな空間に演出した。
 松山市のイタリア料理店のオーナーシェフ徳永孝さん(42)が、鬼北町の熟成キジ肉や食用ほおずきを用いた生パスタ、宇和海産マダイのアクアパッツァ、ゆずコショウを添えた伊予牛カツレツなど6品のコース料理を提供。シンガー・ソングライターのアン・サリーさんによるライブもあった。