鬼怒川の堤防などが決壊した9月の関東・東北豪雨を受け、国土交通省大洲河川国道事務所は28日、愛媛県大洲市の肱川流域の堤防のうち過去に越流や決壊があった5カ所を自主防災組織のメンバーなどの地元住民ら13人と巡回し点検した。
 同市若宮の防災ステーションで片岡章三副所長が「危険性が高い区間はどこか認識していただき、避難に役立ててほしい」とあいさつ。職員は越流、漏水、浸食など堤防決壊を起こす要因を図で紹介し「堤防から濁り水が漏水した場合、内部や下の地面が崩れている可能性があり危険」と通報や避難を呼び掛けた。