愛媛県鉄筋業協同組合による出前講座が28日、松山市真砂町の松山工業高校であり、建築科の2年生39人が建物の基礎となる鉄筋の組み立て方を学んだ。
 後継者の育成につなげようと開催。県内の組合員15人が講師となり「建物が完成してしまえば鉄筋は見えないがビルや高速道路、橋を支えている」と大切さを伝えた。
 生徒は技能検定2級で出題される鉄筋の組み立てに挑戦。専用の工具をくるくると回し鉄線で鉄筋を固定する結束作業に悪戦苦闘したが、こつを教わると「できた」と笑顔を見せた。柱の垂直、鉄筋の水平を確認しながら土台やはりの構造を組み上げていった。