東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島県の小学生や保護者を愛媛に招待するイベント「コヨットinえひめ」に参加した親子11組37人が25日、松山市入りし、松山城などを観光した。3泊4日の日程で、砥部焼の絵付け体験や、瀬戸内しまなみ海道でのサイクリングを楽しむ。
 全国の生活協同組合が各地で同様のイベントを行っており、愛媛ではコープえひめと県ユニセフ協会でつくる実行委員会が昨年から実施。費用は、コープえひめ組合員の支援金を活用した。
 参加者は観光ボランティアガイドの説明を受けながら松山城本丸広場や天守などを巡った。子どもたちは城や石垣の構造に興味津々の様子で、家族や友達と記念写真を撮って喜んでいた。