放置竹林のこと知ろう、竹炭作りやそうめん流し 今治
広がり続ける竹林について知ってもらおうと、愛媛県今治市伯方町木浦で27日、竹を使ったそうめん流しや竹炭作りの体験があり、地元の親子連れなど約30人が参加した。
県によると、食用として植えられた竹が管理者がいなくなったことで広がり、放置竹林になっている。竹が密集する所は土砂崩れの危険が高く、農作物に深刻な被害を与えるイノシシの隠れ場所にもなる。
体験は、竹林の伐採や竹炭製造などに取り組む伯方女性林業研究グループ(岡田順会長、17人)が、尾浦地区の農家の協力を得て毎年開いている。
参加者は、乾燥させた竹を並べた窯に火を入れ、放置竹林で切った青竹で箸やそうめんを流すといを作った。箸を手にした子どもたちは、麺がゆで上がる前からといの前に並び、そうめんが流れ始めると夢中ですくっていた。地元のイノシシ肉のカツカレーも振る舞われた。