愛媛県立農業大学校の2016年度卒業式が15日、松山市下伊台町の同校であった。農業技術を習得する総合農学科46人と、高度な農業経営を研究するアグリビジネス科4人の計50人が2年間の学習課程を終え、実践の場へと巣立った。
 三木伸司校長が両学科の代表に卒業証書を手渡し、「これからの農業は知識や技術に加えて、時代を読み取る先見性が求められる。それぞれの志す道を歩み、愛媛農業を支える人材として活躍してほしい」と祝福。卒業生代表(20)が「多くの困難に立ち向かうため、学んだことを糧に力を発揮し、農業の発展に努力していきたい」と答辞を述べた。
 卒業後の進路では、約半数の28人が就農。そのほかの卒業生も多くがJAや農業関連企業など農業に関係する道へ進むという。