贈答用として評価が高い愛媛オリジナルの高級中晩かん「紅まどんな」の出荷が本格化するのを前に、JA全農えひめ(愛媛県松山市)は11日、伊予市市場のJAえひめ中央伊予営農支援センターで選果基準などを確認する会合を開いた。2015年産はブランドイメージと品質を高めるため、糖度と酸度の基準を初めて変更する。
 紅まどんなは全国農業協同組合連合会(JA全農)の登録商標。県が開発し、05年に品種登録した「愛媛果試第28号」のうち、一定の基準を満たし、県内JAを通じて出荷された果実が「紅まどんな」の名称で販売できる。
 生産量の増加に伴い品質のばらつきが課題となっていた。新たな基準は糖度を0.5度引き上げた10.5度以上、酸度を0.1%下げた1.2%未満とする。