愛媛県の包括外部監査人の大西聡一公認会計士は24日、2016年度の監査結果を中村時広知事に報告した。工事請負契約に関する財務事務の施行については、工事内容の変更が必要な場合に発注部署から受注者への指示書や、両者が変更内容などの確認を記録した協議書を適切に作成し保管するよう指摘した。
 指示書や協議書は、今治土木事務所が担当する大三島環状線の舗装補修工事で保管されていなかった。「設計変更について口頭のみではなく、指示・協議などの正式な書面によって施工したか不明」とし、発注者と受注者のトラブルを避けるために必要とした。