愛媛県松山市西垣生町の書家・三浦白鷗さん(72)が28日、松前町の麦畑を表現した書作品「麦気(ばくき)」を町に寄贈した。
県独立書人団代表や県美術会常任評議員などを務める三浦さんは、自宅から近い松前町内に広がる麦畑の風景に感銘を受け、書に表そうと約10年前から構想を温めてきた。
作品は縦69センチ、横138センチ。篆書(てんしょ)で直線や曲線、かすれを使い天に向かってまっすぐ伸びる麦の姿や麦畑が醸し出す空気を2文字に込め、2016年春に完成。県美術館で同年9月に開いた個展で展示した。
編注:三浦白鷗さんの鷗は区のメが品、右に鳥