三菱重工業(東京)は31日、商船事業分野で、今治造船(今治市)と名村造船所(大阪市)のそれぞれと技術提携などを行うことで合意したと発表した。三菱重工の環境対策技術を中心としたエンジニアリング力と、2社が有する製造能力やコスト競争力を組み合わせ、グローバル市場での各社の競争力強化を目指す。
 新船型・新技術の開発や設計・建造の標準化、各社の製造拠点の機能的な活用などで合意。今夏以降に具体的な事業に関する個別の契約を締結する。