愛媛県内有数のブドウ産地の松山市伊台地区で21日、温室ニューピオーネの出荷が始まった。6月の日照不足などで例年より1週間程度遅れたが、出来栄えは良好という。出荷は10月上旬ごろまで続く。
JAえひめ中央によると、山あいの伊台地区は昼夜の気温差が大きく、ブドウ栽培に適しているという。約50戸が計19ヘクタールでニューピオーネや藤稔(ふじみのり)を栽培。高齢化などで収穫量は減少傾向だが、今年は約152トン(前年実績比3%増)を見込む。
22日には県内スーパーの店頭に並ぶ。JAは1キロ当たり例年並みの2500~3000円での販売を期待している。