手作りの段ボール甲冑を身にまとい、中世の城郭や史跡を駆け巡る「森の国戦国武者伝走」が29日、愛媛県松野町延野々の道の駅「虹の森公園まつの」を発着とするコースであり、町内外の33チーム、211人が戦国ロマンを体感しながらたすきをつないだ。
 歴史や景観など古里の資源を見直し広くPRしようと、町や商工会などでつくる実行委員会が2012年から毎年開き4回目。5人一チームで、国史跡「河後森城跡」や古戦場、神社などを目指す1.8~4.8キロの計14.6キロが舞台。道の駅であった開会式に続いて、大洲鉄砲隊の火縄銃を合図に第1走者が一斉にスタートした。
 映画のキャラクターや地域に伝わる鹿の子、カブトムシやカマキリなど、アイデアを凝らした甲冑が勢ぞろいした。