愛媛県新居浜市の教員OBが毎週土曜日、無料で勉強や日本の伝統文化などを教える「土曜寺子屋」の成果発表会が29日、新居浜市徳常町の市文化振興会館であった。
 土曜寺子屋は、児童に有意義な休日を過ごしてほしいと教員やOBらでつくる新居浜教育会(横山泰茂会長)が2008年度から同市繁本町の市教育会館や公民館で実施。同会のメンバー約30人がボランティアで講師となって合唱や算数、茶道、囲碁、書道など10講座を設け、市内の小学2~6年生計約140人が受講している。発表会は7回目。
 会場では、児童が本年度の講座で創作した書や絵手紙のほか、活動の様子を紹介する写真など約500点を展示。ステージではしの笛や合唱などの練習成果が発表され、俳句の披露では「父さんがスマホしながら昼寝した」と家族にまつわる句を詠んで会場を盛り上げた。