現存天守、観光課題は 四国の関係者が意見交換
四国の現存天守を持つ地域の関係者が集まった意見交換会が3日、愛媛県の宇和島市役所であり、観光面での現状や課題、相互情報発信の在り方について意見を出し合った。
現存天守は、江戸時代やそれ以前に建てられ現在も天守を残す国内12城。弘前城のある青森県弘前市の提唱で「現存十二天守同盟」を結び、国内外への一体的なPRを目指している。四国には宇和島、松山、丸亀、高知の4城がある。
意見交換会は、近年の城ブームや急増するインバウンド(訪日外国人)の影響で入場者数が増加傾向にある城の魅力を生かし、四国を周遊する観光客を増やそうと、四国運輸局が初めて開催。各地の行政担当者やボランティアガイドら約30人が出席した。