手作りベンチで新居浜満載 あかがねミュージアム設置
愛媛県新居浜市坂井町2丁目のあかがねミュージアムに26日、市内のボランティア団体「えんとつ山倶楽部」(直野菅男代表、約30人)と角野小学校(中筋町2丁目)の児童らが共同制作したアートベンチ4基が設置された。
ベンチは幅120センチ、奥行き40センチ、高さ40~60センチ。別子銅山の旧山根製錬所煙突があり「煙突山」の愛称で親しまれている市内の生子山(しょうじやま)のヒノキで作られ、太鼓台の竜の刺しゅう柄や煙突山の木の葉がペイントされている。
ヒノキは煙突山の美化活動に取り組むえんとつ山倶楽部が2011年に間伐し、ベンチに組み立てた。ミュージアムらしいベンチにしようと同市萩生の画家近藤徳志さん(70)がイラストを施し、11月に館のワークショップ(WS)で、角野小4~6年生20人がペンキで色を塗った。