王家の謎に迫る 県美術館で「大ピラミッド展」
巨大ピラミッドの謎とその時代に迫る「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」の開展式が22日、松山市堀之内の愛媛県美術館であった。一般公開は23日から3月27日まで。
約4500年前の古代エジプトで建造された巨大なピラミッド群は、その建造方法や目的など多くの謎に包まれ、人々を魅了している。同展では三大黄金マスクの一つである「アメンエムオペト王の黄金のマスク」をはじめ、国立カイロ博物館所蔵の至宝から約100点を展示し、人々の暮らしや技術、ファラオや王家の人々の姿を解き明かそうと試みる。
開展式では、監修者の吉村作治・早稲田大名誉教授が「すごいものに思えるピラミッドも実は地道な人間の力により出来上がっている。そのすごさを再確認してもらいたい」とあいさつ。関係者のテープカット後、特別鑑賞会があった。