高校生が刑事裁判の検察、弁護側に分かれて争点を整理し、主張をぶつけ合う「高校生模擬裁判選手権」(日弁連主催)の四国大会が30日、松山地裁であり、愛光高など四国の4校の高校生約50人が法廷で熱戦を繰り広げた。
 審理するのは、結婚する意思がないのに「結婚するには借金を返済しなければならない」と偽って、男性から100万円をだまし取ったとされる女性被告による詐欺事件。
 高校生は、実際の裁判で使われている法廷で、本番さながらに証人尋問や被告人質問を実施。要点を記したボードを使って主張を伝える工夫を凝らし、相手側の尋問方法について「異議あり!」と鋭く指摘するなど試合は白熱した。
 現役の裁判官らが審査し、愛光高が優勝した。