高校生がお笑い日本一をかけて競う「第6回笑顔甲子園“絆”in新居浜」が27日、愛媛県新居浜市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで始まった。全国から11組が出場し、磨き抜いた話芸で会場を沸かせた。28日は「決勝バトル」が同市繁本町の市民文化センターで開かれる。
 市内のアマチュア落語家芸乃虎や志(げいのこやし)さんや、市出身のタレント高見知佳さんらが審査員を務め、27、28の両日の合計得点でグランプリを決定する。初日は観客入れ替え制で、午前は学生、午後は社会人が会場投票として審査に加わった。
 出演者のジャンルは漫才、コント、落語などさまざまで、古典落語と英語を組み合わせたオリジナル落語やミュージカル「キャッツ」をアレンジした一人芸も。緊張でせりふを飛ばしたり、言葉に詰まったりしながらも、若さと勢いで笑いに変え、乗り切っていた。
 唯一の県勢、今治明徳高3年宮道武士さん(17)と今治工業高3年横田雪嘉さん(17)のコンビ「オレンジグリップ」は、幼なじみならではの息の合った漫才を披露。親子げんかをテーマに激しいツッコミ合いをみせ、爆笑をつかんで初日2位に輝いた。