JA西宇和(愛媛県八幡浜市)の特産センター「甘柑日和(かんかんびより)」が12日、八幡浜市北浜1丁目にオープンした。「日の丸」「真穴」「川上」の三大ブランドミカンをはじめ、同JA管内各産地のミカンや加工品を取りそろえている。
 特産センターは、これまでJR八幡浜駅前にあったが38平方メートルと狭く、市内外から「JA西宇和のミカンはどこで買えるのか」といった問い合わせも多かった。主力の早生(わせ)温州ミカンの出荷時期に合わせ、市役所北の運送会社事務所跡に移転。面積も475平方メートルに大幅拡張した。
 店内には、特選品からレギュラー品まで各産地のミカンのほか、ジュースやゼリーなどの加工品、八幡浜特産の富士柿などがずらり。初日は午前9時の開店と同時に、多くの人がミカンの詰め放題や特売品を買い求めていた。
 オープニングセレモニーで、木下親理事長は「現在はかんきつ中心だが、今後は野菜や各地の特産品も取り扱いたい」と話していた。