中学生派遣を中止 四国中央市交流協が決定 NZ地震受け
ニュージーランド南島で13日夜(現地時間14日未明)に起きた地震を受け、愛媛県四国中央市国際交流協会(合田勝一会長)は15日までに、今月下旬に予定していた市内中学生の海外派遣事業の中止を決めた。
協会によると、20~30日に、市内の中学校3年生18人と引率者など計22人を派遣、南島のクライストチャーチにある中高一貫校「ヒルモートン・ハイスクール」との交流やホームステイなどを行う計画だった。14日に緊急理事会を開き中止を決めた。
クライストチャーチは今回の地震の震源近く。同校とは連絡が取れており、被害の報告はないという。事務局の市市民交流課は「生徒からは残念がる声もあったが、余震も続いており安全を第一に考えた」としている。
事業は旧伊予三島市時代に始まり、新市発足後は2005年から実施。中止は、新型インフルエンザの影響で取りやめた09年以来2回目。