日本年金機構と全国健康保険協会(協会けんぽ)の研修会が15日、愛媛県松山市であった。認定NPO法人こころ塾代表理事の村松つねさんは、職場のメンタルヘルス対策について予防には上司や同僚のサポート態勢が重要だと訴えた。
 約200人が出席。村松さんはメンタルヘルス不調の早期発見のポイントとして遅刻や欠勤の増加、作業ミスや事故が目立つといった点を挙げ「眠れない、食べられない、休日に遊べないといった状況が2週間続いた場合、産業医などによる相談につないでほしい」と呼び掛けた。
 また職場でのストレスは人間関係と仕事の内容や量によって増大するとし「入社や異動、転勤や昇進などがきっかけになりやすい」と注意喚起した。
 年金委員、健康保険委員の表彰式もあった。