愛媛県内有数の米どころ宇和盆地で、稲わらを積み上げた「わらぐろ」のライトアップが20日、西予市宇和町西山田の田んぼで始まった。冬の風物詩が明かりに照らされて浮かび上がり、周囲を幻想的な世界へといざなっている。
 稲わらを乾燥・貯蔵するため、かつては至る所で見られたわらぐろ。ライトアップは宇和わらぐろの会が2004年に始め、今年も同会の上甲清会長(80)らが10月中旬に手掛けた8基に光を当てた。
 ライトアップは来年1月10日までの午後6~8時ごろの予定。