地震や風水害時の対応を確認する愛媛県今治市の総合防災訓練が20日、菊間小学校(今治市菊間町長坂)であり、市職員や住民、菊間小中学校の児童生徒など計約600人が参加した。
 防災体制の強化や地域防災力の向上などを目的に市が毎年開催。菊間小中学校が本年度、国の「学校防災教育実践モデル地域研究事業」の指定校になったのを受け、昨年まで会場としていた玉川総合公園(玉川町摺木)から移して実施した。
 訓練は暴風雨で土砂災害が多発する中、震度6強の地震を観測したとの想定。参加者は土のうを素早く積み上げる水防工法訓練に取り組んだり、住民が主体となった避難所の開設、運営の手順を学んだりした。バケツリレー競争もあり、住民らが連携を深めた。