「まちなか交流館」オープン 久万高原 住民集う場所に
愛媛県久万高原町久万の久万町商店街に、にぎわいの創出を目指す町有施設「まちなか交流館」が13日、オープンし、関係者らがテープカットなどで祝った。
同館は木造2階建て、延べ床面積約400平方メートル。酒蔵の跡地に新築し、総事業費は約1億2000万円。町中心部に住民や観光客が集まれる新たな場所を作ろうと、国内の著名作家による創作こけしなどを展示するギャラリーや、工作などの体験スペース、最大6カ月間希望者に貸し出す「チャレンジショップ」などを備える。
13日はオープニングセレモニーで、河野忠康町長が「施設の狙いは町内に往時のにぎわいを取り戻すこと。面河や柳谷、美川の各地区にも効果を波及させたい」などとあいさつ。旧美川村出身で、展示する創作こけしを町に寄贈した通信販売会社セシールの創業者正岡道一氏や、国の「現代の名工」に選ばれたこけし作家の関口三作さんらがテープカットし開館を祝った。
オープン記念の餅まきやスタンプラリーなども開かれ、初日は町内外の大勢の来館者でにぎわった。