高校野球名将、一色監督の追悼試合 大洲 OBや野球ファン
高校野球の監督として、松山商業高校時代に夏の甲子園優勝、新田高校時代に春の甲子園準優勝を成し遂げるなど愛媛県内高校野球の発展に貢献し、2013年に亡くなった一色俊作さんの追悼交歓試合が13日、大洲市平野町野田の大洲総合運動公園野球場で行われた。球場にはOBや高校野球ファンが大勢詰めかけ、名将に思いをはせながら、現役球児の試合を観戦した。
一色さんが監督を務めた松山商業、新田、帝京第五の3高校が集まり開催。卒業生らも多く集った。試合前のセレモニーでは全員で黙とうをささげ、一色さんの教え子で、松山商業高校野球部OB会長の沢田悟さん(67)が「一色さんも見守ってくれていることと思う。現役選手が頑張ってくれることが何より」と選手らを激励。その後3校による交歓試合3試合が行われた。
追悼交歓試合を企画した松山商業野球部OBで帝京第五高校の谷本勝幸校長は「一色野球を我々は一生忘れないし、後世に引き継いでいきたい」と思いを語った。試合は新田高校の2勝、帝京第五高校の1勝1敗だった。