新名物で愛媛県上島町を盛り上げようと、弓削商船高専の学生や町民らが特産のレモンなどを使った「ゆげの商船カレー」を開発し、同町弓削下弓削のひだまり公園で2日に開かれた「かみじまふるさと夜市」で発表した。試食会もあり、ゲストのグルメタレント彦摩呂さんは「スパイスの辛さとレモンの酸味がいい意味で綱引きしてる。カレーの宝石箱やー」と絶賛した。
 弓削島に多い船員になじみ深いカレーで新名物を作ろうと、「瀬戸内しまのわ2014」の一環として企画。カレーに使う町の食材などについて意見を出し、料理研究家の中村和憲さん(松山市)がレシピを考案、カレー総合研究所(東京都)の井上岳久所長の監修で完成させた。
 ルーは岩城島特産のレモンの色をしており、レモンや弓削島ののりなどをトッピング。ご飯を皿の中央に丸く盛りつけ、島をイメージした。