2日投開票の愛媛県の伊方町長選挙で初当選した高門清彦町長(58)が4日、同町湊浦の町役場に初登庁し、「職員と一緒に良い町をつくっていけるとわくわくしている。町の発展や活力のために精いっぱい頑張りたい」と抱負を述べた。
 午前9時ごろに公用車で役場に到着した高門町長は、大勢の職員に拍手で出迎えられ、笑顔で花束を受け取った。
 職員ら約100人を前にした訓示では、融和と積極的な政策提言、町民の声なき声を聴く姿勢の3点を求めた。高門町長は「融和がなれ合いになってはいけないので議論は大いにしてもらいたい。町長室はいつでもオープンにしており、どんなことでも提言してほしい」と述べた。
 また、「黙っている町民の声や本音を聞くことが一番大事で一緒に努力してほしい」と協力を求め、「明るい町をつくるために明るい役場から始めなければならい」と呼び掛けた。