8月に開かれた松山まつりの熱気を伝えるフォトコンテストの入賞作品展が4日、愛媛県松山市一番町3丁目の松山三越で始まった。旗を振りはつらつと舞う踊り子など22点の力作が並ぶ。10日まで。
 松山まつり実行委員会と愛媛新聞社主催。野球サンバや三津浜花火大会などを題材に、県内の65人から250点の応募があった。
 最優秀賞に輝いた砥部町高尾田の土居民興さんの「夜空の華」は、色鮮やかな花火とにぎわう海岸線を活写。青白く浮かび上がる松山城を背景に野球拳を楽しむ観客など夏らしい一コマが会場を彩っている。
 真っ赤な衣装で首をかしげポーズを取る少女の作品に見入っていた今治市の無職池田武穂さん(73)は「かわいらしい表情がなんとも言えない。こちらも楽しくなる」とほほ笑んだ。