「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」として売り出す愛媛県の新たな養殖魚、スマの試験養殖が進められている愛南町で26日、初めての飲食店などでの提供が始まった。
 スマはマグロやカツオの仲間で、2015年6月、愛南町内の2養殖業者の協力で試験養殖を開始。えひめいやしの南予博を機にPRを図るため、愛南漁協が町内5店舗に週末限定で2匹ずつ出荷する。
 提供店舗の一つ「ゆらり内海」(須ノ川)は、あぶり丼やカルパッチョなど五つのメニューを用意。刺し身を注文した客は「トロのような食感で脂がよく乗っていて、とてもおいしかった」と満足そうに話した。