国史跡「河後森城跡」について学んできた愛媛県松野町内3小学校の児童が9日、学習の総まとめとして保護者らを現地案内し城の構造や機能を説明した。
 5、6年生61人が4月以降、山城学をテーマに合同学習。情報通信技術(ICT)を使い3校をつないだ交流授業、現地での攻防体験などを通して、河後森城の歴史や戦いの様子、戦国時代に振る舞われた食事などを学んできた。
 現地案内には保護者ら約20人が参加した。約50年前まで使われた井戸や、馬小屋跡が確認されている西第十曲輪などで立ち止まり、児童が「戦国時代などには犬や馬、シカなどの肉を食べていた」と当時の暮らしぶりを紹介。保護者らも熱心に聞き入っていた。