30日に仙台市であった全日本大学女子駅伝で初優勝した松山大女子駅伝部のメンバーが31日、帰県した。愛媛県の松山空港では同級生や教職員ら約20人が「祝 日本一!」と記した横断幕やメンバー6人の走る姿を大きく引き伸ばした写真を掲げ、にぎやかに出迎えた。
 夕方、空港ロビーにメンバーが到着。職員らが「おめでとう」「おかえり」の声を掛けると、ほっとしたような笑顔をみせた。村上宏之学長が大西崇仁監督に、自治会執行委員長の平尾勇人さん(21)が中原海鈴主将(21)に花束を渡し握手を交わした。
 大西監督は「愛媛だからできることにこだわり、愛媛や松山に育てていただいた。これからも地方らしく誇りを持ってやっていきたい」と感謝を伝えた。中原主将は「多くの声援を追い風に楽しんで走ることができた。ここからまた気を引き締め、年末の全日本大学女子選抜駅伝でまた日本一をとりたい」と晴れやかに笑った。
 毎年応援している経済学部3年の図子真由さん(20)は「1位と聞いた瞬間震えがきた。同世代が松山大のことを全国に宣伝してくれていてすごい」と目を輝かせていた。