愛媛県開発の高級中晩かん「甘平(かんぺい)」の本格出荷を控え、JA全農えひめ(松山市)は8日、八幡浜市江戸岡1丁目のJA西宇和本店で選果目合わせ会を開いた。県が命名し、最高級品として今季から新しく販売する「愛媛Queen(クイーン)スプラッシュ」の説明もあり、参加したJA担当者ら約40人は厳選品質の出荷を申し合わせていた。
 目合わせ会は産地間の品質のばらつきを減らす目的で毎年開いており、4回目。甘平の価格底上げを狙って売り出す「クイーンスプラッシュ」については県農産園芸課の職員が色や形、糖度などの選別基準を説明。「基準を満たす果実がなくて、出荷ゼロということもあるのか」との質問に「あり得る」と答え、徹底的に品質にこだわる考えを示した。