地域限定で規制緩和する「地方創生特区」に愛媛県今治市と広島県が一体として指定されたことを受け、菅良二市長は8日、広島県庁に湯崎英彦知事を訪問し、今後の協力態勢を確認した。
 市は特区で、獣医師養成系大学新設など独自の取り組みのほか、広島県と共同で民間主導による「道の駅」運営や官から民への人材流動化センター設置、小型無人機「ドローン」による瀬戸内しまなみ海道の橋点検を進める予定。
 会談で、菅市長は「広島県とは『瀬戸内しまのわ2014』に一緒に取り組んだ成果もある。今後も連携を強化し、特区を活用した事業を進めていきたい」と話し、湯崎知事は「今治市は広島県尾道市と姉妹都市でつながりもある。できるところは協力してやっていく」と応えた。