「生命大躍進展」内覧会 16日開幕
約40億年の長い年月をかけ、進化と絶滅を繰り返しながら現在の姿を獲得してきた生命の道のりに迫る特別展「生命大躍進 脊椎動物のたどった道」(NHK松山放送局、愛媛新聞社など主催)の開展式が15日、愛媛県松山市堀之内の県美術館であった。一般公開は16日~4月3日。
同展は、目の獲得や陸上への進出、胎盤の獲得―など、飛躍的な進化のポイントを「大躍進」と位置づけ、最新の研究成果を元に、各時代を代表する化石や精巧な復元模型などから、人類誕生に至る歴史を紹介。国立科学博物館(東京都)監修で、世界各地の研究機関から集まった約250点を展示している。
開展式では、総合監修を担当した同館の山田格名誉研究員が「進化の中でDNAに起こった変化は今も皆さんの中に残っている。普段目にすることのできない貴重な標本やDNA研究の成果に触れ、思いを巡らせてもらえれば」とあいさつ。関係者のテープカット後、特別鑑賞会があった。16、17両日午後2時から、山田名誉研究員による記念講演会がある。