松山空港(愛媛県松山市南吉田町)初の航路開設から60年となる19日、空港ターミナルビルで「民間旅客機就航60周年記念・還暦祭」があり、客室乗務員の歴代制服の紹介や、管制塔などの見学会を市民らが楽しんだ。
 空港の前身は1943年に建設された松山海軍航空隊基地。戦後に空港として再出発し、56年3月19日に極東航空が松山-大阪線を開設し、同21日に初就航した。2014年度には利用者数が280万人を突破して過去最高となった。
 式典には県や松山空港事務所、航空会社などから22人が出席。松山空港ビルの清水一郎社長が「60周年を機にインフォメーションを一新し、地酒ラウンジの開設などを進めた。今後も快適な空港になるよう取り組みたい」とあいさつした。関係者はくす玉を割って祝った。