「霧の森大福」最高賞 お取り寄せ和菓子部門
愛媛県四国中央市新宮地域の茶をふんだんに使った「霧の森大福」がこのほど、お取り寄せ商品を対象にしたインターネット上の品評会で、和菓子・和スイーツ部門の最高賞の金賞を獲得した。ネット販売の抽選は高倍率が続き、直近の11月販売分は86倍となっている。
「受賞はうれしいもののネット販売では十分な量を出せておらず、『お取り寄せ』のくくりでの高評価は驚き」。霧の森・霧の高原を運営する「やまびこ」企画販売部長の平野俊己さんはこう話す。大福は販売開始の1999年からネット販売を始め、その後人気が爆発。新宮に足を運んでもらいたいとの思いで道の駅「霧の森」での販売を中心に据え、年間販売数約30万箱のうち、ネット販売は年1800箱に限定している。
品評会は「ベストお取り寄せ大賞2015」で、口コミ情報を扱うポータルサイトを運営するアイランド(東京)が主催。和菓子類400点以上から同社が10点を厳選し、一般投票で上位の3点を専門家らが試食するなど審査した。味のバランスだけではなく「丁寧に栽培された抹茶を使っている点や、その抹茶自体の味の良さに高評価の意見が出た」(同社)という。