愛媛県東温市見奈良の坊っちゃん劇場で4日、再演中のミュージカル「鶴姫伝説~瀬戸内のジャンヌ・ダルク~」が千秋楽を迎えた。最終公演には県内外のファン約330人が詰めかけ、1年1カ月にわたる熱演をスタンディングオベーションでたたえた。
 今治市大三島の伝説を基に、戦国時代、瀬戸内海の平和を守るために生きた鶴姫を描いた作品。2009年に初演し、14年11月から新キャストで再演していた。
 フィナーレは、伊予高校吹奏楽部の生演奏による特別公演。生徒の力強い演奏に合わせ、鶴姫役の女優塩月綾香さんや松山市出身で鶴姫の恋人・クロタカ役を務めた村井成仁さんらが迫真の演技を披露した。
 23日からは、四国遍路をモチーフにした現代劇で、名誉館長のジェームス三木さんが脚本・演出を担当するミュージカル「お遍路さんどうぞ」を上演する。