来夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる見通しとなり、愛媛県選挙管理委員会などは23日、松山市久万ノ台の松山聖陵高校で啓発講座を開いた。来年、新たに有権者に加わる2~3年生約360人が模擬投票などを通し、1票の大切さを学んだ。
 県選管の職員は「選挙は民主主義の根幹を成す。次の参院選で有権者になる人もおり心の準備をしておいてほしい」と説明。「近年は選挙権があるのに多くの人が放棄している。投票に行かなければ何も変わらない、自分の投票で何かが変わるとの意識を持ってほしい」と呼び掛けた。
 模擬投票で生徒たちは、候補者役の3人の選挙公報や演説を踏まえ、投票箱に1票を投じていた。