お帰りバリーバ! 愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)に22日、ホッキョクグマ「ピース」(雌、16歳)の母親「バリーバ」(25歳)が、よこはま動物園ズーラシア(横浜市)から4年ぶりに帰ってきた。無事に到着した姿を見届けた両園の関係者は胸をなで下ろし、母子での穏やかな暮らしを願った。
 デンマーク生まれ、スイス育ちのバリーバは1997年にとべに来園し、2年後にピースを出産した。2011年11月に繁殖のためズーラシアへ。ペアリングした雄との相性も良く出産が期待されたがかなわず、高齢のため、とべに戻ることになった。国内人工哺育記録を更新しているピースと獣舎は異なるものの、再び同じ園で母子が暮らす様子が見られるようになる。
 バリーバを載せたトラックは、休憩を挟みながら約20時間かけて到着。飼育員の高市敦広さんによると、お披露目は早くて1週間後を予定しているという。