愛媛県東温市南方の川内保育園の年長児32人が22日、同市河之内の森の中でシイタケの植菌を体験した。地域住民の手助けを受けながら夢中で木の中に菌を埋め込み、大きく育つことを願った。
 市内外の女性でつくる林業グループ「ふくさの森の会」と市が開催。風通しのいい日陰に木を置く栽培法や水のやり方などを教わった園児らは、同会メンバーがドリルで開けたクヌギの木の穴にシイタケ菌が付いた「種駒」を一つずつ詰めていった。
 作業を終えた園児らは、森を探検して自然と触れ合い、住民と一緒に昼食も楽しんだ。植菌したクヌギは自宅と園で育て、早ければ来春にシイタケが生えるという。