全国かまぼこ板の絵展覧会で長年、審査員を務める折笠勝之さん(70)=東京都八王子市=と妻の田代文子さん(62)による企画展「折笠勝之・田代文子二人展 道化師と魚」が、愛媛県西予市城川町下相のギャラリーしろかわで開かれている。ともに洋画家で、共同の個展は初めてという2人は「これまで別々で頑張ってきたが、開催できてうれしい」と声をそろえている。2月28日まで。
 折笠さんは1994年、ギャラリートークで同館を訪れた際にピエロの作品を贈り、翌年に始まったかまぼこ板の絵展では初回から審査を担当。田代さんも招待作家として出品を続けてきた。
 今回は折笠さんがピエロを、田代さんが魚を中心に計46点を出展。同じ師匠から指導を受けたのがなれ初めという2人ならではの相通じる独特の世界観に包まれている。
 折笠さんは10日まで、案内役も務める。