今年一年の紙の景気を占う恒例の「新春紙初市」が7日、愛媛県四国中央市のホテルであり、取引額は昨年を5900万円上回る過去最高の62億8400万円だった。世界的な景気後退の影響で落ち込む前の2008年を上回り、1957年以来60回目の節目を飾った。
 同市を中心に製紙、紙加工など52社の約200人が参加した。ティッシュペーパーや包装紙など製品を並べたテーブルでは売り方と買い方に分かれ、そろばんを手に商談。取引が成立すると「よーっ」の掛け声で景気よく三本締めしていた。