かんきつカクテル楽しんで ソムリエ誕生へ
「乾杯はかんきつカクテルで」―。種類が豊富な県産かんきつの特長を知ってもらおうと愛媛県の宇和島地区を中心に活動するNPO法人「柑橘(かんきつ)ソムリエ愛媛」。品種の個性を生かしたカクテルを提案する「かんきつソムリエ」誕生へ向けて試行錯誤を重ねている。
法人は2015年1月に設立し、現在メンバーは約20人。宇和島地区の青年農家が約半数を占めるが、市内の飲食店業者や市外の販売業者、アーティストらも加わる。
宇和島地区のかんきつは温州ミカンをはじめ、ポンカンやブラッドオレンジなど、一年を通して豊富な品種を誇るが、消費者には「おいしい」とひとくくりにされがち。しかし、味や食感、香りなど品種によってさまざまな違いがある。ジュースにすると全般的に糖度が高く、濃厚な味わいを楽しめる。