愛媛県果樹同志会の2015年度大会が17日、松山市安城寺町のえひめ飲料であった。かんきつ農家ら約400人が参加し、高品質生産に向け士気を高めた。
 松浦喜孝会長は「生産者が一丸でおいしい果実作りにまい進し、かんきつ王国愛媛を消費者に伝えていこう」とあいさつ。環太平洋連携協定(TPP)に関し「将来にわたり安心して農業ができる対策が必要だ」と述べ、国などに支援策の拡充を訴えた。
 大会では16年度の活動基本方針を承認。温州ミカンの隔年結果是正対策▽優良品種への改植、更新と早期産地化による経営安定▽消費者交流による売れる商品づくり―などに取り組む。
 大会では、えひめみかん祭り果実・圃場コンクールの表彰式もあった。