「僕はこの病を必ず克服します」―。血液のがん「悪性リンパ腫」と闘う愛媛県新居浜市出身の元プロレスラー垣原賢人さん(43)=相模原市=を応援するプロレス大会「Moving On~カッキーエイド」が18日夜、東京・後楽園ホールであり、垣原さんは出場レスラーや観客にがんに打ち勝つと誓った。
 垣原さんは現役時代「カッキー」の愛称で親しまれ、UWFなど複数団体で活躍した。2006年に引退、14年12月にがん告知を受けた。大会は有志でつくる「カッキー応援隊」(山崎一夫代表)が主催。大日本プロレスが会場を提供した。
 「みんな元気になってほしい一心で集まった」と新日本プロレス時代の同僚田中稔さん(42)。UWF同期の冨宅飛駈さん(46)や長井満也さん(46)ら団体の垣根を越えた24選手が結集し、熱い試合を繰り広げた。埼玉県朝霞市の会社員富田勉さん(49)は「当時のUWFの選手たちが集まり、熱いものを感じた。垣原さんには絶対に良くなってほしい」と声援を送った。